コラージュで思い巡らそう!

メンタルヘルスのためのコラージュ。モゴローと一緒に楽しみましょう。

日めくりコラージュ〈ながもち牧師編〉5日

f:id:tachibananasu:20210905014653j:plain

藤掛明先生作の「日めくりカレンダー」にモゴローがコラージュしたもの

私は牧師ではないので、牧師先生ゆえのことについては想像で、牧師でなくても誰にでも当てはまることについてはモゴローとしてコラージュしているのですが、これは想像するのが一番難しかったです。
私自身は一信徒として、3つの教会を経験していますが、私の通う(通った)教会ではこのようなことが起きたことはなかったです。でも、解任劇ということではなくても、牧師先生として不本意な形で辞職、異動となることはあるのかもしれません。教派や教会によって牧師先生を迎えたり、辞めたりすることの仕方は違うようなので、そのあたりのことについては私の知らない世界になります。

ということで、本当に想像できないことを想像してというコラージュになりました。
私も職場において謂われなきことで不当な評価を受けて辛い思いをしたことがあり、もしそれで職を追われたとしたら…と考えてみました。でも、私の場合であれば、私は視能訓練士として病院で働いていますが、また別の病院で、自分を正当に評価してくれるところで心機一転働けばいいや…となりそうです。
牧師先生の場合は、献身して言わば本当に命がけで教会に仕えるのですから、そこで不本意な解任をされたとすれば、その傷は計り知れないだろう思います。

木々の花とストーブ。言葉にある「10年20年」から、何度も巡る季節をイメージしました。
新緑とお花からは、何度も巡る季節の中でちょっと明るい光が差してくるようなイメージ。ストーブはまた冬になるイメージです。
ストーブの写真は写真自体に魅力を感じました。今は火が燃えるところを見ることがあまりないですねぇ。めらめらと揺れる火。ぱちぱちと音をたてる火。じっと見ながら、過去の出来事を思い返すのかもしれません。
子どもの頃、近くのお寺で年に一度、キャンプファイヤーのように火をおこすイベントがあって、母が「手紙を燃やすのにはいいかもね」と言ったことを覚えています。今は紙の手紙を書くことももらうことも少なくなりましたが、昔は手紙でした。いつかは処分することになりますが、手書きの手紙をゴミ箱に捨てるのは忍びないという思いが母にはあったのでしょう。私も何となくですがそうだなぁと思って聞いていたのでした。
ストーブの上にはやかんがあります。「火」には燃やすとか激しさといった印象もありますが、こうやってお湯を温めたり調理したり、そして、ストーブは暖を取るためのものです。
ストーブに火を焚べる時には火を覗き込んで過去を思い出す、でも扉を閉めたなら、「さあ、温まろう」と立ち上がる。そんな繰り返しの中で人は生きていくのだろうと思いました。

 

※そもそも「コラージュ」とは?こちらをご覧ください。①~⑤まであります。
コラージュとの出会い① - コラージュで思い巡らそう! (hatenadiary.com)
※「ひめくりコラージュ」〈ばたばた人生編〉は5月に31日間公開しています。
日めくりコラージュ〈ばたばた人生編〉1日 - コラージュで思い巡らそう! (hatenadiary.com)