神学校（牧師になるための学びと訓練をするところ）を卒業し、今春から牧師先生になる神学生と一緒にコラーとジュしてみました。A神学生と私と、教会の友達Bさんの３人でのコラージュ会です。
神学生さんは「今の気持ち」。私とBさんは、赴任する教会への引越しが迫る「A神学生への応援」をテーマにしました。
切抜きの準備ができなかったので「マガジン法」ですることに。それぞれに２冊ずつ私から雑誌を渡しました。台紙は100均のハガキです。
間でお喋りしてしまったのと、マガジン法ということもあってか全員が完成するまでに30分以上かかりました。
A神学生もBさんもコラージュ経験者でしたが、マガジン法は初めて。Bさんは、雑誌をぺらぺらめくりながら、気になったものを切り取って、そこからイメージを組み立てていった…というようなことを言っていました。
★A神学生のコラージュについて
①A神学生本人のイメージ
・御国（みくに）の料理人というイメージ。
・右上のお花 → 靴 → 十字架？は時間の流れを表わしているそうです。お花は神学校卒業、そして靴はこれから始まる牧師としての歩み、十字架に見えるのはお墓の写真から切り取ったもので、やはり十字架で、死ぬまで生涯を通して、その歩みをまっとうしたい、とのことでした。
②Bさんと私の感想
・靴の色が赤と黒。牧師先生としての歩みも、その時々で色を変えながら進んでいくというイメージが浮んだ。
これを聞いたA神学生は、靴が黒になっていくところに「使いこなす」というイメージを重ねていることを話してくれました。一歩一歩靴を履きならして、使いこなして歩いていく、そんなイメージでしょうか。
・美味しそう。
・テラスが湖に面しているように見えるけど、A神学生の赴任地のイメージかな？これについては、そうではないということでした。
・テラスで食事、気持ち良さそうだね～。
★モゴローのコラージュについて
①モゴロー本人のイメージ
・1人で葡萄を見ている写真からは、日々一人で地道に働くことで実りが与えられるというイメージ。
・2人で葡萄を収穫している写真。一人ではなく、誰かと、信徒と一緒に収穫するイメージ。
・全体に貼っている写真は、みんなでワインを飲んでいる。収穫した葡萄から作ったワインをみんなで味わっている。そして、それはとても楽しそうに見えます。外からこれを見た人は、自分もこのお家に入って一緒に味わいたいなぁと思うでしょう。そして、その人もこのお家に入ってくるというイメージ。
・いつも貼る枚数が少なく、台紙の白が多く残ることが多いので、貼り尽くすコラージュをしてみたかった笑。ちょうど台紙の大きさに合う写真があり、いい感じにできた。（自分で言ってる笑）
②A神学生とBさんの感想
・2人で収穫しているのは、信徒というだけでなく、将来の家族にも思えますね。
・Bさんは、独身のA神学生さんが、伴侶となる素敵な人に出会えますように…と言っていました。
★Bさんのコラージュについて
①Bさん本人のイメージ
・美味しそうな水炊きからは、栄養やエネルギーを吸収するイメージ。
・グレープフルーツは酸味が効いている感じ。果物は美味しい。Sさんはグレープフルーツジュースが好きだそうで、実は私もジュースでは一番グレープフルーツジュースが好き…という話が出ました笑。
・狸の置物は癒やされるイメージ。
・「裸のマハ」からは、美しいものを美しいと感じて元気でいよう！
・一番下はお花畑のきれいな風景写真です。全体をこれでまとめる、という気持ちで貼ったそうです。
①A神学生とモゴローの感想
・モゴローはグレープフルーツがレモンに見えたのですが、その黄色い色味と味にフレッシュなイメージが思い浮かんだ。
・レモンのすっきりした酸味に対して、狸の置物はのんびりしたイメージがあり、両方あるのがいい。
★全体の感想
A神学生のコラージュは、「御国の料理人」という確固としたイメージを大きく貼って、その周り右上から左下にかけて、現在から生涯の終わりまでの時間の流れを貼っているのが印象的でした。生涯の終わりを表わす最後の十字架を、上でなく左隅に小さく貼っているところに、A神学生の謙虚さや覚悟のようなものを感じます。
この時の話には出なかったのですが、「Seeds」という文字を「御国の料理人」の中心に貼ってあるのが意味的にも、アート的にもいいなぁと思いました。
私達はコラージュを見せ合いながら、しばらくお喋りしました。A神学生が喜んでくれたのがうれしかったです。コラージュそのもの、そして、ここで語り合ったことが、僅かでもA神学生の応援になればと思います。
最後に、Bさんとモゴローが作ったコラージュをA神学生にプレゼントして、楽しいコラージュ会を終えました。
※A神学生とBさんの承諾を得て掲載しています。
