コラージュで思い巡らそう!

メンタルヘルスのためのコラージュ。モゴローと一緒に楽しみましょう。

真夏のコラージュ会

 お友達の教会(他教派)でコラージュ会をしました。お隣の教会の方、教会の英会話教室に来られている方も来て下さって11人の方が集いました。テーマは「これからやってみたいこと」。初対面同士が混ざっていたせいか、切抜きを選ぶシーンでは「しーん」。切り貼りする時も皆さん黙々と真剣そのもの。ところが分かち合いになった途端、みなさん一斉に語り出してとても賑やかになりました。私を入れて12人だったので3人ずつの4グループに分かれました。私は後半、各グループにお邪魔したのですが、思い出、趣味、家族のことなど、いっぱい話して下さいました。

 テーマは「これから…」でしたが、幼い頃のこと、やり残したことなど、過去に遡って作っておられる方が多かったです。立体的に作る方、思い出の場所を書き込む方、皆さんとても素敵な作品になりました。
 興味深かったのは、切抜き1枚1枚に番号を振っているコラージュ。記録用紙に切抜きを選んだ理由などを書き込むのですが、番号に沿った記入はばっちりで素晴らしい「記録」になっていました。番号だけでなく、④A、④Bと、④にAとBがあるのに爆笑しました。面白い!
 コラージュは経験ないけれど「切抜き集め」が好きだという方がいて持って来られていました。使ったのは私が用意したものでしたが、最初は「台紙(の広さ)が足りない」と思ったそうです。最後に私が「お家でもっと大きい画用紙で作ってみるのもいいと思いますよ」と言ったら、「いや、これで(この大きさで)十分楽しめた」と言われたのが印象的でした。今回の台紙はA4の半分。10枚までの切抜きを貼る方が多かったです。台紙が小さいと当然貼る枚数も少な目になりますが、その分、1枚1枚への意味付けは深く明確になりやすいと思います。貼りたい切抜きが全部貼れずにどうしようか迷っている方もいました。どうするのか。何を残して何を省くのか。これも小さい台紙では起りやすいです。そんなこんなで、小さい台紙ゆえの凝縮した濃い味わいがあるのかもしれません。
 今回はチラシも作って下さいました。案内文を牧師先生と打ち合せながら考えました。私は「学び」の面を強調したり、「コラージュ療法」という言葉を出したりすると抵抗を感じる人もいるかもしれないと、イメージ遊びの「遊び」の面を強調した文章を最初考えたのですが、先生曰く「遊びだと来ない人が多いかも」ということで、そうなんや~、と思いました。
 気を遣って?変に操作するつもりはなく、あくまで私が感じている魅力を伝えたいだけですが、こうしてみると、コラージュって「どっちもあり」だなぁと。どっちも混ざっているので、ほんと、どっちでも自由自在の優れものだと思いました。

「楽しかった」
「家でもやってみたい」
「『多義性』という言葉を初めて知った」
「『自由にしていい』というのがよかった」

最後のコラージュはモゴロー作。またもや寝ている姿を貼ってしまった笑。
「あなた疲れているのよ~、ゆっくり休んでね~」と言って下さる方がいました。ず、図星だぁ…。はーい、ゆっくり休もう!


※皆さまの承諾の下掲載しています。