コラージュで思い巡らそう!

メンタルヘルスのためのコラージュ。モゴローと一緒に楽しみましょう。

クリスマスコラージュしてみた!

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お久しぶりで~す。なんて言ってたら今日はクリスマスなのじゃ-。
クリスマスコラージュ。と言っても、ただクリスマスに作ったコラージュってだけなんだけど笑。

ほぼA4サイズです。
最初はもう一回り小さいサイズで作り始めたのですが、気に入った田植えの写真が大きかったので急遽サイズを変更しました。
そして、モゴロー初めての「色付きの台紙」にしてみました。
これまで白い台紙でしか作ってきませんでした。コラージュ経験の始まりが白い台紙だったのと、コラージュ療法では基本的に白らしいのと(これに関してはまた調べてみます)、そして、台紙を色付きにすると、その色に全体のイメージを持って行かれそうだったからです。

途中までは白の台紙に選んだ切り抜きを並べていました。
クリスマス…、年の瀬ですよね。1年を振り返る気持ちで作りました。
コロナ禍にあっても恵まれて仕事を続けることができ、モゴロ-自身の体調や家族の健康も守られて、活動が制限された中とは言え、穏やかに過ごせて本当によかったです。感謝なことです。
ちょうど1年前の12月から「なんちゃって日記」ブログとFacebookを始めました。それまでSNSは全くだったモゴローです。そして今年の2月からこの「コラージュブログ」を始めました。ブログを始めることができたのは、コロナでいつもの活動ができなくなったためだと言っていいでしょう。友達に会ったり、お出かけしたり、教会の奉仕が激減したりして、時間ができたのです。これはとても大きな出来事でした。
ブログやFacebookを通して新しい出会いがありました。
アラフィフモゴロー。子どもは来春大学を卒業して社会人になる予定です。人生後半戦、の、後半戦(笑)について考えることが多くなった年となりました。

田植えの写真。
後ろに電車が見えます。モゴローには特急列車に思えました。田植えする人と特急列車、両者の時間の流れの対比に惹かれました。手でひとつずつ田植えするのにはどれほど時間がかかるでしょう。写真に写っている広さを考えると気が遠くなりそう。そして実ってお米になるまでにはどれほどの手間がかかるのか。
そんな田植えする人の横を特急列車は一瞬で通り過ぎます。列車に乗っている人も田植えする人を一瞬で見失うでしょう。でも、列車に乗っている人にはその人の生活があり人生があり、その中で、この日この時、この列車に乗る理由があったはず。それは田植えする人のように、ひとつの手間をかけた時間だったのかもしれません。
モゴローの1年も両方だったと思います。1年だけでなく人生そのものがそうなのだろうか。ひとつずつ手間と時間のかかる、遅々として進まないように見える事柄。一方でそこには変らない日々の穏やかさもある。
そして同時に、それと並行しながら特急列車に乗る。乗り物の力を借りて、一気に目的地に行く。目的地には楽しいことがあるのか、いや、緊張が待っているのか。しばらくそこに滞在するのか。すぐに帰って来るのか。
この写真の風景全体がモゴローの生活の中にあるように感じました。

紅葉とヨーグルトの写真は人生後半戦のイメージです。
紅葉は青葉の頃を過ぎて終わりに向かう途上。黄色、赤。同じ木でも陽の当たり具合によって色づき方が違います。本当にきれい。モゴローの人生もこんな風に紅葉できるといいなぁ。
発酵してヨーグルトになっているところでしょうか。発酵は見方を変えれば腐敗と言えるのかもしれませんが、そこはやはり発酵したい!微生物(助言者や仲間)の力を借りて分解され、見た目も味も変っていく。全く別物になるわけではないが、でも別物、みたいな。味わいが出るといいなぁ。

この3枚の写真を選んでいたらプレゼントの写真に目が留りました。
ああ、今日はクリスマスだもの、プレゼントの写真を貼りたいと思いました。
クリスマス、それは神様からのプレゼント。教会でよく聞くお話です。救い主イエスさまがこんなリボンのプレゼントの箱に入っているわけではないけれど。

以前教会で聞いたメッセージ。外国に宣教師として仕えていた日本人女性の牧師先生のメッセージで、貧しい国で奉仕されていた頃のお話でした。ある町に住む人達へクリスマスプレゼントを持って行くのに献金を募った。そしてそのお金でプレゼントを準備した。プレゼントをもらった人達はとても喜んだ。もらった人にとってはプレゼントなので無料なわけですが、でも、それはそのプレゼントを代わりに買った人がいるからだというお話で、当たり前と言えば当り前なのですが、とても感動したことを覚えています。そうか、プレゼントって、誰かが自分の代わりに買ってくれた物なのだ。その話を思い出しながら貼りました。

そして、ここで台紙を「黒色」にできないかと思ったのです。クリスマスだから、暗闇に光が来るイメージにしたいなぁと思って。黒い台紙にして、そして、小さい灯の写真を小さく貼りたいなぁと。
A4より少し小さい黒い紙がありました。そして、あった、あった。ちょうど蝋燭の写真もありました。これを貼ろう。そして、これは一番下に貼ろうと思いました。
この1年も、今までの人生も、本当は暗闇の中で過すべき存在のモゴローなのに、今夜こういう写真達を選ぶことができました。これはプレゼント。だから真ん中に。
そして、それ全体を支えるのは、小さな僅かな灯なのだ。
ほんの微かな光でも、小さくても、光がほんの少しでも来ればそこは闇でなくなる。