コラージュで思い巡らそう!

メンタルヘルスのためのコラージュ。モゴローと一緒に楽しみましょう。

日めくりコラージュ〈ながもち牧師編〉12日

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藤掛明先生作の「日めくりカレンダー」にモゴローがコラージュしたもの

お花やコーヒーは、率先してもてなす準備をしている。常に気遣いが求められているイメージです。
お掃除風景と飲食店?の前でのエプロン姿は、教会での清掃やお台所仕事をあらわすものとして選びました。

教派によっては牧師先生の奥さんも教職の?立場で?「先生」と呼ばれるところもあるようですが、私がこれまで在籍してきた教派では信徒の一人という立場になっていました。なっています。なっています…というのは、一応そうなっているけど実情はかなり違うかも、というニュアンスです。

一信徒ということになってはいるのですが、「牧師の妻」という立ち位置はとても微妙です。その背景について私はわからないのですが、モゴローが思うに、日本の教会は牧師先生の住まいが教会と同じ敷地にあったり、同じ棟にあるところが多く(モゴローが通ってきた3つの教会は全てそうでした)、牧師先生ってご夫婦で、子どもさんも含めて家族総出で奉仕・牧会してる、してほしい、するんだよね、…みたいなことになっているような。
私自身、夫婦は一体と見なしてしまうところがあって、牧師先生に用事があっても忙しそうだな…と思う時は、じゃあ奥さんに頼もう~なんてつい思っちゃいます。住まいが教会と一体化しているので、牧師先生ご夫妻は教会の建物管理などについても一番よく知っていると思いがちだし求めがち。でも先生は牧師としての務めがあるので、じゃあ他は奥さんがやってくれるのかなぁ…なんて。そして実際住まいが近いゆえに、雑用含めて様々な奉仕を引受けて下さることが多く、それが当たり前になっている面があるように思います。してくれるのが当たり前で、そうでないと苦情が出る。
住まいが教会と一体化しているのは、いつでも教会に牧師先生ご家族がいてくれるという信徒の安心感に繋がる面はありますが、逆の立場で考えると、on-offの切り替えができづらい生活にはどれだけストレスがあるだろうと思います。

そして一方では、奉仕することが求められるからと言って、積極的にやると、目立ちすぎだと、これまた文句が出る。教会は人の集まりなので、部分部分にリーダーシップを取ってくれる人が必要なんですけどね…。
とにかく、やってもやらなくてもごちゃごちゃ言われてしまうように思います。

テントの中に座布団が並ぶ写真。こういうときに牧師先生の奥さんは一体どこに座ったらいいのか、わかんないよ~というイメージです。前に座れと言われたり、端に座れと言われたり、どっちやねん!って感じでしょうか。
一信徒と言われても、牧師の身内であるからには他の信徒とは距離があって、とても孤独な立場なのだと思います。

モゴローの年になると、もし自分だったら、…いや近頃は、自分の娘っ子がそうだとしたらと思うようになりました。ひゃ~それは大変だ~無理~笑。
その人の立場を想像することは人間にはなかなか難しいですが、そうなれたらいいなぁと思っています。