コラージュで思い巡らそう!

メンタルヘルスのためのコラージュ。モゴローと一緒に楽しみましょう。

おにぎりコラージュ 2024

『おにぎりVSサンドイッチ』
 母は私が一歳の頃に双極性障害を発症した。五歳までは高松市内で母方祖父母の近くに住んでいて助けてもらっていた。幼稚園に持って行くお弁当は毎日メロンパンと魚肉ソーセージだった。父の転勤に伴って尼崎市に転居し、今度は父方祖父母の近くに住むようになった(後に5年間同居)。幼稚園のお弁当は祖母が毎日作ってくれた。小さな俵おにぎりとおかずが入っていた。遠足の時の写真を見るとそれは色とりどりで、祖母は毎日心を込めて作ってくれたのだと思う。ところが、卒園間近になって母が一度だけお弁当を作ってくれることになった。サンドイッチだった。私はそれがうれしくてたまらなかった。折り畳み式のサンドイッチボックスがあってそれに入れてくれると言う。明治生まれの祖母には難しいことだった。その日、私は朝早くに目が覚め、すると、布団の中からちょうど台所が見えて、母がサンドイッチに重しをしているのがわかった。本当にうれしくて胸が高鳴るほとだった。
 祖母は私を可愛がってくれたが、ちょっと「いけず」なおばあちゃんでもあり、姑として嫁の母には辛く当たっていたのを私は子どもながらに知っていた。当時はそういう病気への理解がなかったこともあるだろう。母は本当に辛かったと思う。と同時に、今になってみると、祖母とてたくさんの思いを抱えていたのだと思える。毎日一生懸命お弁当を作ってくれていたのに、母によると私は「メロンパンがいい」と言っていたそうだ。可哀想なおばあちゃん、ごめんね。母は私の言葉を聞いてどう思っただろう。うれしかったのかもしれない笑。
 祖母と母の関係がどうであったにせよ私が二人から愛されていたのは疑いがなく、それはかけがえのないことです。

※今年も「おにぎりアクション」が始まりました。「おにぎりアクション」とは、「おにぎり」をシンボルに、 「おにぎり」の写真をSNSInstagram, X, Facebook)に投稿すると、 1枚の写真投稿につき給食5食分に相当する寄付を協賛企業が提供し、 認定NPO法人TABLE FOR TWO Internationalを通じてアフリカ・アジアの子どもたちに給食をプレゼントできる取り組みで、 毎年、10月16日「世界食料デー」を記念してこの時期に実施されています。おにぎりの実物だけでなく絵などでも構いません。