コラージュで思い巡らそう!

メンタルヘルスのためのコラージュ。モゴローと一緒に楽しみましょう。

「教会同窓会」コラージュ


 昨年、父を天へ送りました。父は出身教会の青年会時代の仲間と定期的に会っていて、今年のお正月、その会に私は父の代わりに招かれました。メンバーは父と近い歳の人、父が大学生だった頃に高校生だった人、父が教会学校の先生だったときに生徒だった人たちで、私にとっては名前を知っているだけの人もいれば、私が子どもの頃の教会学校の先生だった人もいます。現在は皆さん出身教会を離れていますが信仰を持ち続けています。お正月に集まったときにコラージュのことを紹介したら、秋になって、みんなでコラージュしましょう~との連絡が来たのです。少し山の上にあるお家での「教会同窓会コラージュ」の始まりです。
 私以外の4人(女性)は初めてのコラージュ。ハガキとA4半、2種類の台紙から選んでもらおうとしたら「2枚作りたい!」との声。1人は1枚の作成となりましたが、他4人は両サイズ2枚作りました。テーマは「人生を振り返って」。切抜きを並べるテーブルがなかったので隣りの絨毯の部屋に並べました。切抜きを踏んで滑らないように気をつけてくださいね。

 一番最初にモンチッチを選びました。長男の生まれたときにそっくり、髪がふさふさだった。実家でその誕生を喜んだ思い出。実家の傍には電車が走っています。二男に絵本の読み聞かせをよくしていました。大学生になった二男は親に内緒でバイクを買って走っていた!2人ともタイガースファンで家族で甲子園に行ったこともあります。白いスニーカーを貼りたいけれどはみ出すので迷ったうえ2枚に分けました。二人とも元気に育って感謝でしかありません。

 2枚とも見事に「人」ばかり貼ってますね~。
 「私は人が好き」。外国を含めて年中旅行に出かけておられます。てっきり景色が好きなのかと思いきや「私は、景色が好きなのではなく人が好きなんだわ」。「え、そうなの、意外~!」と周りの声。複数の人が一緒にいる写真も多いですね。男性4人の収穫は蜜柑?かと思ったら卵だった~笑。唯一、真ん中にロータス(蓮)があります。どうしてなの?「そうね、永遠、だわ」。

 「私はずっと歩きたい」。ずっと一人で生きてきたれど、それはみんなに支えられたから。少し遠い駅くらいならバスには乗らずに歩いておられます。「マルバノキ」の切抜きが気に入ったよう。するとこのお家から植物図鑑が出てきました。「図鑑の写真よりこの切抜きのマルバノキの方が好きだわ」良かった。「クレパスないかしら」あるよっ。クレパスも出てきました。幼稚園の先生をしていたのでこういう工夫は得意です。白いフレームを付けることでぐっと素敵になりました。
 歩いている女性がこちらを振り向いているのがいいですね~。前にも人が歩いている。そして、後ろを歩く人の様子をさりげなく気にしながら笑顔で声をかけています。

 タイトルは「三姉妹」。長女の姉をこの五月に亡くしました。その姉は声楽をしていて私の憧れだったのです。私の話をよく聞いてくれていました。二女の姉はピアノ専攻。私は二人の姉をいつも見つめていました。いまは寂しいです。
 歌をうたう女性の写真が「十字架」に見えるという人がいました。上の紅葉は天国だそうです。地上と天国が十字架で繋がれているようにも見えてきました。
 もう1枚は青年期を過ごすお孫さんへのエール。橋の写真と自転車の写真のフェンスの部分が繋がるように貼っているのですね。「道は繋がっている」。鳥の写真を最後まで探しておられました。左下の余白が気になったようですが、ここには繋がった道の続き…を期待する余韻を感じます。

 モゴロー(私)のコラージュ。大きい方を先に作りました。タイトルは「繋がる語らい」。コラージュを始める前にコーヒーを淹れていただきました。女子高生の切抜きはみなさんと私の青年時代。白黒写真はそれを含めた歴史。ここにいるメンバーの母親世代の写真にも見えます。いつも、今日のコラージュ会も、柔らかい手触りのような、そんな時間でした。手の写真が「病院のベッドにいるように見える」という人がいました。そうですね、私たちは地上での命の終わりに向かって生きています。
 小さい方は気に入った切抜きを並べた感じ。履いている靴がオルガンの靴(ペダル用)に似ている。私は教会でオルガンを弾いています。ポケットから出てきたのが赤い花びらなのでしょうか。

 みなさんの人生、育った家庭のこと、家族のこと、いま思っていることをコラージュを通して聞くことができました。亡くなった父を通して新たな友達ができたような不思議で楽しい時間でした。

※みなさんの承諾の下、掲載しています。