私は猫ちゃんの運動能力はわからないのですが、ここまで来ると転落寸前のような。一人でここまで頑張らなくてもよかったのにと思うけれど、そうするしかなかったのだろうとも思う。自分の力を信じるしかなかった。薄々それだけではやっていけないと体は感じながらも心はそれを見たくなかった。一人で見るのが怖かったのかなぁ。そりゃ自分の力を一人で見るのは怖いよね、と思う。一方で全部丸投げするだけの猫ちゃん。転落するよりはこっちの方がいいかなと思わないでもないが、このまま誰とも出会わないのはもったいないなと思う。
短歌の「君」は他者のつもりだったが、考えてみると「自分」のことかもしれないと思う。誰かを、何かを追い続けているのは自分を追い続けているから。そして、「誰かと私だけ」でも「私だけ」でも追い続けた先に見出すものはない。誰かも自分も、造られて、与えられて存在するのだと知るしかないのだろうと思う。
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藤掛明先生(クリスチャン臨床心理士)から学んで、私の心に留まっている言葉を「藤掛先生語録」としてまとめ、1ヵ月間の日めくりカレンダーにしました。コラージュや短歌や文章は私の連想に過ぎませんが楽しんでいただけるとうれしいです。
※写真は、AC素材とPixabay素材から使用しています。