「光と影」と言うより「実体と影」なのだと思う。影は光の証拠だ。光は「私の実体」と「私の影」の両者を見せてくれる。光の方を向くと自分の影は見えないが背を向けると見える。影は光を受けている証しなのだから怖くない。理論上は全方向から光が当たると影は生まれない。輝かしいようにも思えるが影が無いとは方向性が無いことであり不気味だ。闇は完全に恐ろしい。実体も影も見えない。自分がどこにいるのかわからなくなる。自分の影が見なくなった時は要注意だ。闇に足を入れているのかもしれない。
私の影は、私の影なのだから私自身である。同時に、それは影であって私と同じではない。だから、そしてしかし、その二つは決して離れることはない。私は、光の証拠として決して離れることのない自分の影と一緒に生きる。誰かが、何かが、それを引き裂こうとしても、その苦しみを避けようとして闇に飲まれてはならない。影と向き合って一緒に生きよう。そして、その先の天国で、私は、私の美しい影と出会えるのだと思っている。
(お花の写真はモゴロー家のベランダです笑)
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藤掛明先生(クリスチャン臨床心理士)から学んで、私の心に留まっている言葉を「藤掛先生語録」としてまとめ、1ヵ月間の日めくりカレンダーにしました。コラージュや短歌や文章は私の連想に過ぎませんが楽しんでいただけるとうれしいです。
※写真は、AC素材とPixabay素材から使用しています。