コラージュで思い巡らそう!

メンタルヘルスのためのコラージュ。モゴローと一緒に楽しみましょう。

初夏のコラージュ会

 お友達の教会でコラージュ会を開きました。昨年に続いて2回目です。1回目が良かったので今日を楽しみにしていたという方が複数いらっしゃってとてもうれしかったです。昨年のコラージュを持って来て下さった方も。コラージュ初体験の方は2人いらっしゃいました。早めに来られた方に切抜き並べを手伝ってもらいましたが、「切抜きを見るだけで楽しい」と、これは私もいつも思うこと。そして、そこから既に語らいのときが始まったかのようになりました。
 最初の自己紹介タイムでは皆さんの「ニックネーム」を教えてもらいました。もしくは「呼ばれたいニックネーム」。初めて会う人の名前も覚えやすくなります。
 テーマは「これからの私」。皆さん、20分もしないうちに切抜き選びを大体終えました。貼り終えた方から記録用紙を記入してもらいます。8人だったので4人ずつに分かれてコラージュを見せ合って感想を伝え合いました。コラージュを通して、お仕事のこと、お家でのこと、最近の出来事など語り合い聞き合うことになっていきました。
 皆さんのコラージュをどうぞ。「モゴローの一言」も1枚ずつに書き添えますが、ここでは作った方の意味づけ(切抜きを選んだ理由など)は掲載しませんので(私も全員からは聞いておらず)、あくまで私がぱっと見て感じたこと、コラージュ会を準備した者として思ったことだとご理解下さい。

子どもたちもイルカさんも背中ですね~

今回芸能人の切抜きを数枚入れました、ヘップバーンすてき!

ロープウェイで登った山頂のレストランみたい

お粥の存在が光りますね~

男女(夫婦?)の写真、ここにも犬がいたのですね~

周囲に白枠があることで1枚の作品感がup~

人はいない ロボットがいる

ひとつ前の裏です 両面に貼っているのですね

「最初は『台紙が小さい』と思ったけれど貼っているうちに小さく感じなくなった」という感想が印象的でした。今回の台紙は100均の135×190(B5の半分)ハガキより一回り大きいサイズです。台紙が小さめだと貼りたい切抜きが全部貼れない状況が起こりやすいです。その時どうするか。どれを残してどれを捨てるのか。切って1枚を小さくするのか。他にも…?
 初めの説明で「裏に貼るのもありですよ」とは言いませんでしたが、お一人の方が(コラージュ初めて)早く貼り終えて、他の皆さんを待つ間に裏もあると気づいて貼れなかったものを貼り足したようです。こういう方法もあるのですね。コラージュの上にめくって貼ってある紙は「記録用紙」です。裏に貼って保管することをお勧めしています。
 台紙が小さい場合、自ずと貼る枚数は限られるので、貼りたい切抜きから実際貼る切抜きを選ぶ作業、小さく切ったり重ねて貼ったりする工夫に心が動きます。枚数が少ない分だけ1枚1枚に込める思いがはっきりして深くなるようにも思います。作業に伴う心の動き、そして、意味づけが深まることで「小さく」感じていたのがそうではなくなるのかもしれません。

モゴロー作品「降ったり止んだり」

 家に帰ったら昨年のコラージュと今日のコラージュを入れ替えて机に飾るとおっしゃる方がいました。小さな台紙とひとときの時間がほのかに広がっていくのを感じました。
※参加者、教会の承諾のもと掲載しています。